はじめに
今日は、化学の中でも少し難しいと感じることが多い「酸化還元反応の半反応式の作り方」について解説します!化学と聞くと「難しい」と感じる文系の方も多いかもしれませんが、今日はできるだけ分かりやすく説明しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
酸化還元反応とは?(復習)
酸化還元反応とは?
酸化還元反応を作る手順!
- 酸化剤、還元剤のそれぞれの半反応式を作る!
- ①の反応式から、電子を削除しイオン反応式を作る!
- 省略されていたイオンを両辺に加え、化学反応式にする!
今回は①の解説を行います!②、③は次の記事で解説します!
半反応式の作り方!
例)過マンガン酸カリウムKMnO4
過マンガン酸カリウムKMnO4は硫酸酸性の水溶液(水素イオンがたくさんある水溶液)で
MnO4−→Mn2+に変化する!
STEP
反応物と生成物を書く
過マンガン酸カリウムKMnO4の場合は
反応物:MnO4–,生成物:Mn2+
反応物と生成物は必ず暗記をすること!
STEP
酸化数の変化から、やりとりした電子を書く
過マンガン酸カリウムKMnO4の場合は
Mnの酸化数が+7→+2に変化したことより、電子e –を5つ受け取ったことになる!
STEP
両辺の電荷を揃えるためにH+を加える!
過マンガン酸カリウムKMnO4の場合は
左辺の電荷が -6
右辺の電荷が+2
左辺に8H+を加える!
左辺と右辺の電荷が等しくなるようにH+を加える!
STEP
水素原子Hの数は水H2Oで揃える!→完成!
左辺のHの数は8個
右辺のHを8個にするには、H2Oを4つ加えればいい!
反応物と生成物を覚えていれば、上のやり方で半反応式を書くことができる!
他の酸化剤と還元剤も覚えよう!
酸化剤
還元剤
半反応式の作り方を見ながら、酸化剤、還元剤がこのような式になるのかを確認してみよう!
おわりに
今回は半反応式について解説しました!次回は、半反応式から実際に酸化還元反応式を作って見ましょう!
問題なども、随時作っていきますのでお楽しみください!この記事を見ながら、たくさんの問題に取り組みましょう!以下におすすめの教材を貼っておきます!
これからも文系の方にもわかるように、化学基礎・化学を解説していきますのでチェックお願いします!
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